【長岡巡業】琴ノ若が豊昇龍に4勝5敗も手応え「内容にこだわればいい」速い攻めで終始圧倒

[ 2023年8月19日 21:33 ]

豊昇龍(下)と三番稽古を行った琴ノ若(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の夏巡業が19日、新潟県長岡市のハイブ長岡で行われ、小結・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)が12番の申し合い稽古を行った。

 まず幕内力士の申し合いに入り、阿武咲、王鵬、竜電とそれぞれ1番ずつ。その後、新大関・豊昇龍(24=立浪部屋)に指名されて連続で9番取った。

 得意の右四つからどんどん前に出る速い攻めで新大関を圧倒。次期大関候補が前半4勝1敗で存在感を示した。後半はうまくさばかれて4連敗で最終的に4勝5敗と負け越したが、9番全て先に攻めたのは琴ノ若の方だった。「最後まで攻め続けられたのはよかった。(負けた5番は)全部土俵際でやられていた。内容にこだわればいいので」。勝ち負けよりも内容の良さに自信と充実感がにじんだ。

 本場所での対豊昇龍戦は21年初場所から10連敗していたが、名古屋場所で久しぶりに白星を挙げた。「(連敗中も)攻めれてはいたので相口悪いとかは思っていない。自分が勝ちきれなかっただけ。攻めるしかないですから」。貫いてきたことが本場所の土俵で結果に結びついた。

 名古屋場所で11勝を挙げ、秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)では大関獲り足固めに挑む。「自分の相撲を取りきれば結果にもつながってくる」。連日上位陣との申し合いを積極的に行ってきたこの夏巡業。大関昇進へ向け、飛躍のきっかけをつかむ。

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