大の里 琴桜に会心の勝利 過去2戦完敗も出稽古で克服

[ 2024年5月18日 04:35 ]

大相撲夏場所 6日目 ( 2024年5月17日    両国国技館 )

<大相撲夏場所6日目>琴桜(左)を寄り切りで下す大の里(撮影・木村 揚輔)
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 1敗対決は小結・大の里が大関・琴桜を寄り切りで破って5勝目を挙げた。過去2回の対戦で完敗だった相手に会心の勝利。今場所は1横綱2大関を撃破と快進撃を続けている。平幕・宇良は御嶽海との全勝対決を制し6連勝。宝富士が敗れたため、単独首位に。宇良を追う1敗は7人。カド番の大関・霧島は5敗目を喫した。

 取組後のテレビインタビューを受けるのは早くも3回目。大の里は「大体やるべきことは考えていた。体が動いてくれた」と自信満々に振り返った。

 琴桜には2度の本割でともに完敗。「自分の中で嫌なものがあった」と場所前の7日に佐渡ケ嶽部屋での稽古を師匠(元横綱・稀勢の里)に志願した。自身初めての出稽古は琴桜に6勝2敗。苦手意識を克服して3度目の対戦に生かした。立ち合いで相手のもろ差しを封じ込み、右を入れて前に出る。土俵際で半身になりながらも構わず出て寄り切った。

 初対戦だった初場所は何もできなかった相手を力で圧倒。「(当時より)落ち着いて取ることができている。大きい(勝利)と思うし、次につながる」と満足そうにうなずいた。

 1横綱2大関1関脇を撃破。新入幕からの3場所連続2桁、それ以上の期待も膨らんできた。「まだ6日。一日、一日集中して頑張るだけです」。波乱の嵐が吹き荒れる場所で「ちょんまげ旋風」も依然として勢いを増している。 

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