【長岡巡業】朝乃山が復帰 名古屋場所で負傷した左上腕「痛みはほぼない」実戦稽古再開へ意欲

[ 2023年8月19日 18:57 ]

ぶつかり稽古で熱海富士(左)に胸を出す朝乃山(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の夏巡業が19日、新潟県長岡市のハイブ長岡で行われ、幕内・朝乃山(29=高砂部屋)がこの日から復帰した。申し合い稽古には参加せず土俵下で四股など軽めの基礎運動をこなし、最後のぶつかり稽古では十両・熱海富士(20=伊勢ケ浜部屋)に胸を出した。

 「左上腕二頭筋部分断裂」で名古屋場所を8日目から休場。12日目から再出場して勝ち越しにつなげ、場所後は7月29日の豊田と30日の沼津でそれぞれ行われた巡業にも参加したが、今月2日の立川立飛場所から再び休場していた。「この2週間、治療に専念したかった。(相撲を)取りたいけど、悪化はさせたくないので」。右四つ左上手の型を持つ朝乃山の生命線とも言える左腕をしっかり治したい思いが強かった。

 巡業を休んでいた8月前半は、部屋で基礎運動を中心にダンベルを使ったトレーニング、軽めのぶつかりなどで調整してきた。現在は「痛みはほぼないけど筋肉の硬さがある」という。まだ実戦稽古の再開はできていないが「巡業で稽古できたら一番良い」と本格始動へ意欲を示した。

 新潟は富山に隣接しているため“準地元”としてこの日は朝乃山への声援がひときわ大きかった。「同じ北陸ですし、地元からここまでは2時間ぐらいかかるけど“富山から来ました”というお客さんの言葉もいただいたのでうれしいです」。来週末には富山県の黒部市(25日)と氷見市(27日)で行われる巡業も控えており「見に来る方には少しでも良い思い出になってもらいたい」と地元凱旋を心待ちにした。

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