【男子バスケ】中盤以降出たリバウンドの差ー中原雄の目

[ 2021年7月30日 05:30 ]

東京五輪第7日 男子バスケットボール予選リーグ   日本81―116スロベニア ( 2021年7月29日    さいたまスーパーアリーナ )

ゴール下で争う八村とドンチッチ(左)(AP)
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 日本はいいゲームの入り方ができた。初戦のスペイン戦でシュートに躊躇(ちゅうちょ)があったガード陣では田中と比江島が積極的に狙って決めていた。八村も序盤から得意の中間距離からも3点シュートも高確率で決めていたが、前半は八村頼みにならず、いいリズムの攻撃ができていた。

 中盤以降でリバウンドの差が出た。オフェンスリバウンドは日本の9本に対してスロベニアは17本。日本は守備を頑張って相手のシュートを落とさせていたが、拾われて簡単に失点した。体格で劣る日本にとってリバウンドは長年の課題だが、ここで互角の勝負ができていれば、また違った展開になっていたと思う。

 次戦のアルゼンチンも強豪だが、世代交代の過渡期で以前より力は落ちる。今回最も勝機のあるチームだとみている。八村も渡辺雄も調子がいい。勝負を分けるのはやはりリバウンドだろう。インサイドの選手はもちろん、ガード陣も大きく跳ねたボールに反応するなど全員でカバーしないといけない。相手のオフェンスリバウンド数を減らせれば、勝利に近づくと思う。 (専大女子スキルコーチ)

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2021年7月30日のニュース