川淵氏 自宅で二度も取材対応 前日「家に取材に来ても一切受け付けない」と投稿も

[ 2021年2月11日 22:01 ]

笑顔で報道陣の前に現れる川淵三郎氏(撮影・河野 光希)
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 女性蔑視発言で辞意を固めた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の後任を引き受ける意向を示した川淵三郎氏(84)は、11日午後に東京都内で森氏との会談を終えて千葉市内の自宅に帰宅後、2度も報道陣の取材に応じるサービス精神を披露した。

 一度目は午後4時45分ごろの帰宅時。黒塗りのミニバンのハイヤーから降りると、濃紺のスーツと深紅のネクタイを締めたスタイルのまま、約10分間、質疑応答に応じた。すっかり日が暮れた約1時間後には、自宅から出てきて対応。今度は上下とも紺色のジャージーという服装で、表情も口調も一度目よりもリラックスした様子を見せ、35分間も熱弁を振るった。やり取りの終盤には「今日はあまり寒くなくて良かったね。ガタガタ震えてここにおられちゃあ、家の中に入れって、狭い家の中に入れにゃいかん」と報道陣に気づかいを見せる場面もあった。

 川淵氏は前日に自身のツイッターで、自宅近くを散歩中、近所の公園に記者と思われる男性がいたことを報告。その上で「何時も同じコースを歩くとは限らない、散歩に行くのは午前か午後かも分からない。それなのによくも待っていたなあと感心した。家に取材に来ても一切受け付けないのを知っての記者魂。」(原文まま)と投稿。この日は「人生の最後の大役」の打診を受けた影響か、自宅で2度も取材に応じるご機嫌ぶりだった。

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2021年2月11日のニュース