八村は15得点も黒星 渡辺は足首捻挫で欠場 3度目の日本人選手対決はお預け

[ 2021年2月11日 11:03 ]

シアカムをかわしてゴール下でシュートに持ち込むウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズは10日、地元ワシントンDCでラプターズと対戦。この試合はウィザーズの八村塁(23)とラプターズの渡辺雄太(26)による日本人対決が実現する一戦だったが、今季18試合に出場していた渡辺が練習中に足首を捻挫したために欠場し、3回目の直接対決はお預けとなった。

 試合はラプターズが137―113(前半74―61)で勝って12勝13敗。八村とマッチアップしたパスカル・シアカム(26)が26得点、ノーマン・パウエル(27)が28得点、カイル・ラウリー(34)が21得点をマークし、ここ6戦で5勝目を挙げて今季初の勝率5割まであと1勝と迫った。

 ウィザーズは6勝16敗。10日のブルズ戦で今季初のダブルダブル(19得点&10リバウンド)を達成していた八村は32分出場してフィールドゴール(FG)を14本中6本(うち3点シュートは5本中1本)成功。15得点と7リバウンド(うちオフェンス2本)、3アシスト、1スティールを記録したものの、後半のFG成功は6本中1本で、開始から4本連続でシュートを外すなど精度を保つことができなかった。

 ウィザーズの1試合平均失点はリーグ・ワーストの120・1。前半での70失点以上はこれが8回目で、ラプターズに52・7%のFG成功率(3点シュートは59・4%=本32中19本)を許すなどこの日もディフェンスに粗さが目立った。ブラドリー・ビール(27)が24得点、ラッセル・ウエストブルック(32)は23得点6リバウンド、7アシスト、ベンチから出たセンターのロビン・ロペス(32)が13得点を稼いだものの、リードしたのは第1Qの計25秒間のみだった。

 八村は渡辺がグリズリーズに所属していた昨季に2度対戦。最初の対戦となった2019年12月14日(メンフィス)では第2Qの4分18秒から1分9秒間、日本人のNBA選手による史上初の“同時オンコート”が実現した。しかし2020年2月9日の対戦を含めて勝ったのはいずれもグリズリーズ。“チーム渡辺”が八村との対決では2戦2勝としていた。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分15秒=8得点)
(1)42秒・ゴール下右サイドでシアカムと競り合ってシュート成功=〇(アシスト・ビール)
(2)1分32秒・右ローポストからバックドア・ターンでゴール下もシアカムにブロックされる=×
(3)5分13秒・左サイドから3点シュート=×
(4)5分35秒・フリースローライン付近からジャンプシュート=〇
(5)6分9秒・正面からのドライブでシアカムとベインズをかわしてペイント内でシュート=〇
(6)7分35秒・速攻からダンク=〇(アシスト・スミス)
(7)9分9秒・右コーナーから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場4分31秒=5得点)
(8)11分58秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・ビール)
 ▼第3Q(出場8分59秒=2得点)
(9)9秒・右コーナーから3点シュート=×
(10)36秒・右サイドから3点シュート=×
*1分18秒・フリースロー2本=〇〇
(11)1分49秒・ペイント内でシュートに持ち込むもラウリーにボールをはたかれる=×
(12)1分54秒・ルーズボールを自分でキープしてバランスを崩しながらジャンプシュート=×
(13)5分44秒・ゴール下に飛び込みパウエルとブーシェイ2人のマークをかわしてシュート=〇(アシスト・レン)
 ▼第4Q(出場9分37秒=無得点)
(14)9分6秒・正面からドライブを試みるもブーシェイにブロックされる=×

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