金井大旺 110メートル障害で自己新Vも「納得はいっていない」

[ 2018年6月3日 17:24 ]

 陸上・布勢スプリント(鳥取市・コカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク陸上競技場)の男子110メートル障害で金井大旺(22=福井県スポーツ協会)が自己記録を0秒01更新する13秒52(追い風0・5メートル)で優勝した。2位は昨夏の世界選手権代表、高山峻野で13秒67だった。

 今季絶好調の金井はスタートで飛び出し、そのまま差をつけてゴールに飛び込んだ。しかし、13秒40台を目指していたとあって「目標には遠い。自己ベストだけど、納得はいっていない。少なくとも13秒4台でという思いで鳥取に来たので、悔しいです」と、喜びは見せなかった。重心を低くして跳んだ影響でハードルにぶつかることが多く、思ったようにスピードを出せなかった。

 とはいえ、織田記念国際で優勝、セイコー・ゴールデングランプリ大阪は日本人最上位の2位と、今季の110メートル障害戦線を引っ張っている。オフに臀部(でんぶ)を強化。そのおかげで、ハードルではなく普通に走る100メートル走が強化されたという。

 「手動タイムですが、速くなりました。10秒3〜4台だったのが、10秒1〜2台を出せている。あくまで、手動ですが」

 走力アップがタイムアップ、成績アップに結びついている。日本選手権(23日予選、準決勝、24日決勝)でも急成長中のハードラーがレースを引っ張りそうだ。

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2018年6月3日のニュース