示談書で関学QBから日大選手へエール 示談金30万円は「実費交通費など相当」

[ 2018年6月1日 10:03 ]

奥野康俊氏
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 日大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、負傷した関学大QBの父・奥野康俊氏(52)が1日、自身のツイッターで危険なタックルをした日大の宮川泰介選手(20)と被害者の間で示談が成立したことを報告した。

 奥野氏は「弁護士がかわした 宮川選手との示談書を公開します」と切り出し、「宮川君が、自分の正しい意思を貫ける大人になるよう、彼を応援します」とエールを送った。

 奥野氏が公開した示談書では、被害者となった関学大QBが宮川選手からの謝罪を受け入れることや、被害者側が負担することになる実費相当の30万円を示談金として宮川選手が支払うことが明記されている。被害者からは、宮川選手が「二度と本件のようなことを起こさず、自分の意思を貫く人生を歩むことを望む」とのエールも織り込まれた。

 奥野氏は示談金の30万円について「これまでの交通費、記者会見会場費用など、今後かかる大阪東京、往復の実費交通費など相当額」と説明。「弁護士費用は含みません」としている。

 また、被害者は「刑事処分を受けることを望まず、捜査機関等の関係機関に対してその旨を上申する」としているほか、日大の内田正人前監督(62)と井上奨前コーチ(29)に対する「損害賠償債務を免除する効力を生じさせる趣旨ではないことを相互に確認する」としている。

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2018年6月1日のニュース