錦織、5カ月ぶり実戦復帰飾れず 世界238位に敗れる

[ 2018年1月24日 07:49 ]

男子シングルス1回戦で、デニス・ノビコフに敗れた錦織圭
Photo By 共同

 男子テニスの下部大会、ニューポートビーチ・チャレンジャーは23日、米カリフォルニア州のニューポートビーチで男子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング24位の錦織圭(28=日清食品)は復帰戦を白星で飾れなかった。予選から勝ち上がった世界238位のデニス・ノビコフ(24=米国)に3―6、6―3、4―6で敗れた。

 昨年8月に戦線離脱を決めてから約5カ月ぶりの実戦復帰。オーストラリアで行われている華々しい全豪オープンではなく、下部大会を再起の第一歩に選んだ。客席ではマイケル・チャンコーチも見守る中、右手首にテーピングもすることなく試合に臨んだ。

 第1セットは第4ゲームでブレークされると、その後の3度のブレークポイントを生かせずに落とした。第2セットは第4ゲーム、第6ゲームと2度のブレークに成功して追いついたが、最終セットも第8ゲームで先にブレークを許して3―5と苦しい展開。直後にブレークバックして粘りを見せたものの、第10ゲームで再び迎えたピンチをしのぎきれなかった。ノビコフとは16年7月のロジャーズ杯で初対戦して6―4、7―5とストレート勝ちしていたが、今回は15本のサービスエースを決められて1時間47分のフルセットで敗れた。

 錦織は29日開幕の下部大会、ダラス・チャレンジャー(米テキサス州)にもエントリーしており、順調にいけば2月のニューヨーク・オープンでのツアー復帰を予定している。

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