【玉ノ井親方 視点】高安の攻め危なげなし ケガ影響感じさせず

[ 2018年1月24日 07:30 ]

大相撲初場所10日目 ( 2018年1月23日    両国国技館 )

玉鷲(左)を攻める高安
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 高安は太腿のケガの影響を感じさせない力強い相撲が取れている。立ち合いで思い切り体当たりして、まわしを取るのではなく、突いて前に出て行ったのが良かった。最後は右脇があいて差されたけど、押し込まれる場面はなかった。

 玉鷲は苦手なタイプみたいで、押し込まれるとどうしてもいなしたり、まともに引いたりしてしまっていた。でもこの一番は終始、攻めていた。自分から攻めている時は危なげない。

 ケガで2場所休場したけど、もう大丈夫なんじゃないかな。今場所も負けた取組は、攻め込まれた時に足が出ず、はたかれた相撲が多かったからね。自分の立ち合いで取れている時は流れがいい。これで7勝3敗。鶴竜は安定しているけど、大関陣とはまだ当たってない。そういう意味ではまだまだ楽しみ。(元大関・栃東)

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2018年1月24日のニュース