マクラクラン組 金星4強、4大大会男子複、日本勢63年ぶり

[ 2018年1月24日 05:30 ]

全豪オープンテニス第9日 ( 2018年1月23日    オーストラリア・メルボルン )

全豪オープン男子ダブルスで4強入りし、喜ぶマクラクラン(右)、シュトルフ組
Photo By 共同

 男子ダブルス準々決勝で国別対抗戦デビス杯日本代表のマクラクラン・ベンとヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)のペアが第1シードのルカシュ・クボット(ポーランド)マルセロ・メロ(ブラジル)組を6―4、6―7、7―6で破り、準決勝に進んだ。4大大会の同種目で日本勢が4強入りするのは1955年に全米オープンの前身の全米選手権で優勝した宮城淳、加茂公成組以来63年ぶりで、全豪では初。準決勝は25日以降に予定されている。

 昨年のウィンブルドン選手権で優勝した第1シードの強豪ペアを2時間52分の大接戦で破った。ニュージーランド人の父と日本人の母を持つマクラクランは、4大大会の男子ダブルスでは日本勢63年ぶりの4強入りを果たし「(歴史的な偉業とは)知らなかったけど、凄くうれしい」と喜んだ。

 強いサーブとリターン力を持ち、今大会初めてペアを組んだシュトルフに助けられた。リターンでマクラクランの片手打ちのバック側を狙われて第2セットを落とした後も、パートナーからは「僕たちの方が強い」と勇気づけられた。第3セットのタイブレークでは2人の集中力は一段と上がり「僕もチャンスで得意のボレーを決められた」と胸を張った。

 日本代表経験のあるコーチのトーマス嶋田氏に誘われ、昨年から日本代表でプレーする道を選んだ。嶋田氏は「戦うたび、自信をつけている。まだ終わりじゃない」と、さらなる躍進を期待した。

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2018年1月24日のニュース