稀勢、次で進退と明言「覚悟を決めてと思っている」

[ 2018年1月24日 18:46 ]

横綱の稀勢の里
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 左大胸筋の負傷などで大相撲初場所6日目から5場所連続休場中の西横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦部屋=は24日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開し「次は覚悟を決めてと思っている。(横綱に)上がった時から(不振が続けば)常にそういう思いでやってきた」と述べ、次に出場する場所に進退を懸けることを明言した。

 稀勢の里は「じっくりと体を治し、冷静にやっていく」と話し、3月の春場所の出場には慎重な姿勢を示した。この日の稽古は非公開で本人によると四股、すり足を行い「しっかりと下半身からつくり直す。ここでは終われない気持ちだ」と復活への決意を語った。

 初場所の休場について「3日目くらいから(左胸の)筋肉の伸縮が悪くなり、力が入りにくいと感じた。非常に苦渋の決断だった」と明かした。2月のトーナメント大会などで土俵入りは披露する予定。節分の豆まきにも参加する。

 稀勢の里は横綱在位6場所中、皆勤は1場所だけ。初場所は5日目までに1勝4敗と精彩を欠き、金星3個を配給した。横綱の5場所連続休場は、2003年秋場所まで6場所連続で休んだ武蔵丸以来となった。

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2018年1月24日のニュース