ビーナス・ウィリアムズ会見で涙 交通事故の質問続き…

[ 2017年7月4日 06:46 ]

テニス ウィンブルドン選手権第1日 ( 2017年7月3日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

女子シングルス1回戦でストレート勝ちを収めたビーナス・ウィリアムズ(AP)
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 女子シングルス1回戦でストレート勝ちを収めた第10シードのビーナス・ウィリアムズ(37=米国)が試合後の会見で涙を流した。6月上旬に交通事故を起こし、相手の車に同乗していた男性が死亡していたことが開幕前に判明。この日の試合後の会見には会場ぎっしりのメディアがつめかけた。

 最初は「辛い時期があっての今大会だったと思うが」「先月からここに至るまでどんな心境だったか」などと婉曲的な質問が続き、V・ウィリアムズも「20回もこの大会に出られるとは思っていなかった」「テニスはいつも喜びを与えてくれる」などとかわしていた。しかし、終盤に「フェイスブックに事故について心からの謝罪をかいていたが、他に何か言いたいことはあるか」と“直球”を投げ込まれると、うつむいてしばし硬直。こらえ切れずに泣き始めた。司会者にうながされて中座し、気持ちを落ち着かせてから再び会見場に戻った。

 再開後は司会者がテニスの質問に限るように要請。それでも「テニスの世界に戻ってくるのは、君の傷を癒やすことになるか」という質問も出たが、これは司会者がさえぎって手短に会見を終えた。

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2017年7月4日のニュース