藍36位 50回目のメジャーを笑顔のバーディー締め

[ 2017年7月4日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権最終日 ( 2017年7月2日    米イリノイ州オリンピアフィールズ オリンピアフィールズCC=6588ヤード、パー71 )

最終ラウンド、18番でチップインバーディーを決め笑顔を見せる宮里藍
Photo By 共同

 今季限りで引退する宮里藍(32=サントリー)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、野村敏京(24=フリー)は1バーディー、3ボギーでともに73と落とし、通算イーブンパーの36位だった。首位から出たダニエル・カン(24=米国)が68で回って逃げ切り、通算13アンダー、271で米ツアー初優勝をメジャーで飾った

 50回目のメジャー。最後は笑顔だった。18番パー5。ラフを渡り歩いた宮里はグリーン左から52度のウエッジで放り込みチップインバーディー。イーブンパーに戻し「ドタバタだったけど、何とかバーディーで終えられて良かった」と笑った。

 1番でバーディー発進も、その後はグリーンで苦しんだ。3番は3メートル、6番は1メートルのパーパットを外した。17番は1メートルから続けて外すなど4パットで痛恨のダブルボギー。嫌な流れを断ち「17番を含めて私らしい。メジャーでイーブンは悪くない」とうなずいた。

 引退表明後最初のメジャーは野村と並ぶ日本勢最高の36位。「メジャーにはいろんなドラマがある。ダボが出たりチップインバーディーが出たり。自分もメジャーのドラマの一つに入れて良かった」と充実感をにじませた。

 次戦は13日開幕のメジャー全米女子オープン(米ニュージャージー州)。課題のパットについて父・優さん(71)と連絡を取っている。「ストロークは非常にいいと言われている。自分では(読みの)決断力がいまひとつだと思う」と修正の手がかりはある。

続きを表示

2017年7月4日のニュース