ファイナルMVPのデュラントが減額で契約延長に合意!

[ 2017年7月4日 15:18 ]

ウォリアーズのケビン・デュラント
Photo By AP

 NBAファイナルでMVPとなったウォリアーズのケビン・デュラント(28歳)が3日、2年5300万ドル(約59億9000万円)で契約延長に合意。AP通信によれば今季は2500万ドル(約28億3000万円)で、自身が保有する2年目のオプション契約は2800万ドル(約31億6000万円)に設定された。

 デュラントは今季のオプション契約(2770万ドル)を破棄してFAとなっていたが、ファイナルでMVPになったにもかかわらず実質的に270万ドルの減俸を受け入れた形。チームの補強を最優先にさせた異例の“条件付減俸”で、同じくFAとなっていたアンドレ・イグダーラ(33歳)やショーン・リビングストン(31歳)、デビッド・ウエスト(36歳)らベテラン勢の残留を見届けて新たな契約を受け入れた。

 同じく優勝に貢献したステフィン・カリー(29歳)は総額でNBA史上初の2億ドルを突破(2億100万ドル)する巨額の契約を締結。平均年俸は4020万ドル(約45億2000万円)とデュラントの1・6倍に達している。しかしサンダーから移籍する際、デュラントは優勝することを最大の目標に掲げており、サラリー面ではチームの戦力を維持するためにカリーらに“優先権”を譲る姿勢を示していた。本来ならば昨季比20%増の年俸3180万ドル(約35億9000万円)も可能だったはずだがそれを棚上げ。デュラントは成績だけでなく、資金調達でもチームに貢献することになった。

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2017年7月4日のニュース