東レ トヨタ車体撃破4強に望み サオリン圧巻22得点

[ 2017年3月5日 05:30 ]

バレーボールプレミアリーグ・プレーオフ2次リーグ ( 2017年3月4日    横浜文化体育館 )

トヨタ車体に勝って準決勝進出に望みをつないだ東レの木村沙織
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 女子レギュラーシーズン6位の東レは同5位のトヨタ車体を3―1で下し、2勝2敗として準決勝進出に望みをつないだ。今季限りで引退を表明している東レの木村沙織(30)は22得点をマークした。2次リーグは上位6チームによる総当たりで争われ、1位が決勝、2位と3位が準決勝に進む。

 大事な一戦で木村が圧巻のパフォーマンスを見せた。相手にはかつての同僚、荒木絵里香がおり、レギュラーシーズンでは1勝2敗と苦戦。「絵里香さんが一番癖を知っていて、前回は自分の打つコースを絞られた。なるべく癖を消して打った」。空いたコースを冷静に見極め、決定率54%で20本のスパイクを決めた。2本のブロックも含めチーム最多の計22得点。この日のMVPを獲得する活躍でチームを勝利に導いた。荒木も「正直このままやめるのはもったいないな、と心から思いました」と脱帽だった。

 5日のNEC戦で勝って勝ち点3を手にすれば、他チームの結果次第で準決勝に進める。負ければ、即それが木村の現役ラストマッチになる。五輪に4度出場したエースは「自分の試合が最後になることは意識していない。東レが次につながるように、全て出し切りたい」と誓っていた。

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2017年3月5日のニュース