「乗り鉄」矢田 最重量でGO 白米で203キロ到達

[ 2017年3月5日 05:30 ]

新弟子検査で最重量だった矢田(中央)            
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 大相撲春場所の新弟子検査が4日、大阪市内で行われ、17歳の矢田宏太(尾上部屋)が最長身かつ最重量で、1メートル95の203キロだった。昨年の全国学生選手権を制して幕下15枚目格付け出し資格を持つモンゴル出身のバーサンスレン・トゥルボルド(22=錦戸部屋)や元関脇・琴錦の朝日山親方の長男・松沢亮英(18=朝日山)ら56人全員が体格検査を通過した。受検者は内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

 巨漢の矢田は「早くプロの世界に入りたかった」と検査を終えて安どの表情を見せた。高校を中退して地元・和歌山を離れ、尾上部屋に入門。小学6年で1メートル70、80キロあり、中学3年間で20センチ身長が伸び、好物の白米を食べて昨年から体重200キロ台に到達したという。ところが、この日、測定した握力は両手とも50キロ未満という未完の大器。鉄道好きで「乗り鉄です」という17歳は今後について「足腰を強くしたい」と厳しい稽古に臨む覚悟を見せた。

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2017年3月5日のニュース