佳純 16歳・美誠討ち「スッキリ×2」V 自信取り戻せた

[ 2017年3月5日 05:30 ]

卓球ジャパン・トップ12大会 ( 2017年3月4日    東京・代々木第2体育館 )

優勝を決めた石川
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 女子シングルス決勝で世界ランク4位の石川佳純(24=全農)が、同8位の伊藤美誠(16=スターツ)を4―2で撃破し、4年ぶり3度目の優勝を飾った。1月の全日本選手権では決勝で平野美宇(16=エリートアカデミー)に敗れたが、攻撃的なプレーで自信を取り戻した。男子シングルスは上田仁(25=協和発酵キリン)が制した。

 4年ぶりのタイトル以上に石川が大事なものを手に入れた。「攻めきるって心に決めていて、どの試合も攻めきるプレーができた。自信を取り戻すことができた」。16歳の平野に決勝で敗れた全日本選手権から6週間。同じ16歳の伊藤を攻撃的なプレーで撃破した。

 平野に圧倒された全日本後、「初心に帰る気持ちで練習した」と振り返る。トレーニングはもちろん、メンタルも初心に帰った。試合で打ち合うことのうれしさや楽しさを意識し、自分に過度の重圧をかけない。「勝っても負けてもいいやって気持ちでプレーできた」という。「久しぶりにスッキリした。3〜4年ぶりくらいにスッキリ!」と笑みを浮かべた。

 4月の韓国オープンを経て5月29日開幕の世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)に日本女子のエースとして臨む。「5月(世界選手権)に向けて、もっと頑張ろうと思った」。攻めの姿勢と取り戻した自信が表彰台への道を切り開く。

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2017年3月5日のニュース