桃田 4月にも出場停止処分解除 社会貢献活動への積極参加評価

[ 2017年3月5日 05:30 ]

 日本バドミントン協会は4日、都内で理事会を開き、違法カジノ店での賭博行為で無期限の試合出場停止とした男子シングルスの元世界ランキング2位、桃田賢斗(22=NTT東日本)の処分解除を12日の理事会で話し合うと決めた。この問題で、有期で最長だった1年間の出場停止処分を受けた選手の期限が4月9日までのため、桃田選手の処分解除は4月10日以降となる。

 銭谷欽治専務理事は処分を解く条件として「100%に近い理事がもういいよ、ということであれば」と述べた。12日の理事会で決まらなかった場合は5月27日の理事会で再び審議するという。銭谷専務理事は「NTT東日本から定期的に経過報告を受けている。一生懸命やっている。社会的制裁は十分に受けた」と桃田の社会貢献活動へ積極的に参加する姿勢や、仕事と練習に臨む態度を評価した。日本協会のルールにより、昨年の全日本総合選手権に出ていない桃田は今年の国際大会に出られない。しかし上松芳則選手強化本部長は特例として自費での海外遠征を許可することについて「理事会で処分が解けたら前向きに検討したい」と話した。

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2017年3月5日のニュース