松山にウッズ舌巻く「素晴らしい」異次元65で独走7差

[ 2016年12月5日 05:30 ]

米男子ゴルフ慈善大会 ヒーロー・ワールドチャレンジ第3日 ( 2016年12月3日    バハマ・ナッソー アルバニー・バハマ=7302ヤード、パー72 )

第3ラウンド、通算19アンダーで単独首位に立った松山(AP)
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 松山英樹(24=LEXUS)は1イーグル、7バーディー、2ボギーの65をマークし、通算19アンダーの197で単独首位に立った。2位に7打差をつけた。腰の手術などで昨年8月以来の実戦復帰となったタイガー・ウッズ(40=米国)は9位から出て70で回り、通算8アンダーの10位となった。ウッズがホストを務める今大会はツアー非公式で、世界ランキング上位者で争われる。

 松山が異次元のゴルフを見せた。1番でバーディー発進。3番、6番でもスコアを伸ばした。圧巻は7番パー4。フェアウエーから放った第2打がグリーンで1バウンドしてカップに収まった。イーグルに松山も驚いたような笑顔をつくった。

 後半も勢いは衰えない。14番で1メートルに付けて、パー5の15番は2オン2パットで連続バーディー。16番はティーショットを荒れ地に打ち込んでボギーとしたものの、65でフィニッシュした。

 先週のISPSハンダW杯はグリーン上で苦戦したが、東北福祉大の先輩・岩田寛に助言を受けてパットの状態が上向いているという。ショットは好調を維持しており盤石の内容。7打リードの単独首位で最終日を迎えることになった。

 ウッズが「英樹は信じられないほど素晴らしいゴルフを続けている」と称賛するなど、周囲は“お手上げ”状態だが本人に油断はない。

 米ツアーの公式サイトによると松山は「何打リードしているか気にしない。今大会に出場している選手は誰でも8アンダー、9アンダーを出せる。自分のベストを尽くすだけ」とコメントした。

 優勝すれば世界ランキングは自己最高の6位から上昇する見通し。松山は「(世界ランキング1位になることは)考えたことはないけど、それには多くの優勝が必要。明日、そのうちの一つが達成できればいい」と意欲をにじませた。

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2016年12月5日のニュース