サオリン「残念」決勝Ｔお預け…ロシアに完敗

ロシアに敗れ引き揚げる木村（左端）ら日本の選手たち（共同）

リオデジャネイロ五輪　バレーボール女子１次リーグＡ組 日本０―３ロシア

（8月12日）
　日本にとっては勝てば１次リーグ突破が決まる大事な一戦だったが、強力なアタッカー陣を擁するロシアに対抗できなかった。突破は５位アルゼンチンと戦う１４日の最終戦に持ち越しとなった。

　痛い３敗目。木村主将は試合後「１セットも取れなくて凄く残念。守備で何度もラリーまでは持っていけたけど、最後に決め切れず相手にワンタッチを奪われることが多かった」と涙を流し、言葉を絞り出した。敗戦のダメージの大きさを物語っていた。

　第１セットでわずか１４点しか奪えなかった日本。第２セットはセッターを田代から宮下に代え、相手のミスもあって中盤までリードした。ここで押し切れずに終盤に並ばれ、最後はジュースにもつれた勝負どころで３連続失点。２８―３０で落とし、勝負の行方が決まった。