原沢 リネールに感じた執着心「あのようになっても勝ちを獲った」

[ 2016年8月13日 21:25 ]

メダリスト一夜明け会見を行った原沢久喜と山部佳苗

 男子100キロ超級で銀メダルを獲得した原沢久喜(24=日本中央競馬会)が13日、リオデジャネイロ市西部のジャパンハウスでメダリスト会見を行い、決勝で敗れたテディ・リネール(27=フランス)について「勝ちに対する執着心やこだわりを強く感じました」と表現した。

 攻め込む原沢に対し、リネールは指導でリードすると、組み合おうとしない姿勢でしのぎ続けた。会場でリネールに対し大ブーイングが飛んでいたことについて問われると、原沢は「リネール選手の消極的な姿勢もありましたが、それは勝ちに対する執着心やこだわりを強く感じましたし、あのようになっても勝ちを獲ったということですごいなと率直に思います」と言葉を選びながら思いを口にした。

 その一方で試合後には「高い壁だとは思っていますけど、絶対に倒せない敵だと思っていないです」と話すなど雪辱への思いも強い。「また4年後に向けて新たにスタートしていきたいという気持ちでいます」と早くも20年東京五輪を見据えた。

 女子78キロ超級で銅メダルの山部佳苗(25=ミキハウス)も会見に出席し、「朝起きた時には金メダルじゃないんだなという実感の方が大きかったです」と悔しさが勝りながらも「4年間やってきた結果なので、メダルが獲れて良かったなと思います」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。

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2016年8月13日のニュース