女子バスケ 金星まで一歩届かず エース渡嘉敷「200%勝てた」

[ 2016年8月13日 05:30 ]

シュートを放つエースの渡嘉敷(AP)

リオデジャネイロ五輪バスケットボール・女子1次リーグ 日本86―92豪州

 1次リーグ女子A組で、世界ランキング16位の日本は同2位で前回ロンドン大会で銅メダルのオーストラリアに86―92で競り負けた。一時は16点のリードを奪ったものの、終盤逆転された。2勝2敗となったが、1試合を残して4位以内が確定し、96年アトランタ五輪以来20年ぶりの準々決勝進出が決まった。次戦は日本時間14日(午前5時45分開始)に世界ランキング4位のフランスと対戦する。

 金星まであと一歩だった。日本は第4Q1分、強豪オーストラリアに77―61と最大16点のリードを奪った。しかし、ここで気持ちが守りに入った。マンツーマンからゾーンに切り替えた相手の守りに対し、強気でアタックできず、ミスを連発。身長2メートル3のキャンベージを中心とした相手の猛攻も止められず、残り3分で逆転を許した。チーム最多23得点したエース渡嘉敷は「本当に悔しい。200%勝てる試合だった」と唇をかんだ。

 もったいない黒星となったが、高さで劣る日本がスピードで揺さぶる戦略は十分通用した。6本の3点シュートなどで20得点の栗原も「(日本に)各国が驚いていると思う。もっとできるし、もっと力を見せつけたい」と手応えを語った。

 日本が次戦に負けた場合、2勝3敗で並ぶ可能性のあったベラルーシには直接対決で勝ってるため、4位以上が確定。1戦を残して、5大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まった。

 1次リーグ最終戦では世界4位のフランスに挑む。敗れてA組4位なら、準々決勝で6連覇を狙う米国との対戦が濃厚。狙うは勝って上位通過、それがメダルへの可能性を広げる。大きな意味を持つ格上との一戦に向け、渡嘉敷は「自分たちのバスケをできれば勝てる」と自信をのぞかせた。

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2016年8月13日のニュース