王者リネールにブーイングの嵐も…原沢「勝ってこそ意味がある」

[ 2016年8月13日 06:18 ]

<柔道・男子100キロ超級決勝>リネール(左)に食らいつく原沢だったが、惜しくも銀メダル

リオデジャネイロ五輪第8日・柔道

(8月12日)
 男子100キロ超級の決勝に進んだ原沢久喜(24=日本中央競馬会)は、ロンドン大会王者のテディ・リネール(27=フランス)を最後まで苦しめたが、指導1つの差で敗れ惜しくも銀メダルとなった。リネールの王者らしからぬ姿勢に会場からは激しいブーイングが沸き起こった。

 試合後、「前半をしのいで、後半に勝負をかけるつもりだったんですが、なかなか自分の組み手になるチャンスがなく、組んだ時もチャンスをものにできませんでした」と悔しさをのぞかせた。
 
 一方で、最後まで果敢に攻めた原沢に拍手が沸き起こるも「勝ってこそ意味があると思います」とばっさり。「チャンスがある限り挑戦し続けます」と早くもリベンジに燃えた。

 それでも初出場で銀メダルという快挙を達成した原沢。「ロンドン大会の頃から少しは成長できたんじゃないかな」と最後は胸を張った。

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