愛 リオ初練習はアモーレと一緒、でも今は“恋より金”

[ 2016年8月1日 05:30 ]

隣の台でリオ初練習をした卓球・福原と恋人の江宏傑

 卓球女子代表の福原愛(27=ANA)が愛の初練習で4度目の五輪をスタートさせた。早朝にリオデジャネイロ入りした30日、午後から大会会場のリオセントロパビリオン3で調整。交際を公表している台湾代表・江宏傑(こうこうけつ)(27)の隣の台で汗を流した。アモーレならぬイモーレ効果で、個人&団体でのメダルを目指す。

 リオ初練習で、福原は恋人の江宏傑と同じ空間を共有した。女子で唯一、会場入り。台湾男子代表と時間が重なり、最初の1時間は卓球台を1つ間に挟んで打ち、残りの1時間は男子日本代表と台をスイッチして1メートル80のさわやかイケメンの隣の台へ移った。4月に熱愛が発覚してから公の場では最接近だ。

 アモーレを身近に感じながら4度目五輪の第一歩を踏み出した。「アモーレ」について報道陣から聞かれると、一瞬の沈黙の後、「五輪期間中なので」と恋路よりも金メダルロードに集中する決意を示した。

 時事ネタに強い卓球界のカリスマにしては珍しく鈍い反応。報道陣の輪から離れたストレッチ中にその理由を明かした。

 「暑さ対策で合宿をしていた奄美大島にイモーレという言葉があって。ようこそという意味なんです」。7月中旬に鹿児島県の奄美大島宇検村で10日間の合宿を敢行した。気温32度、冷房なしの環境はまさに仮想リオ。アモーレとイモーレを勘違いするほど、奄美でのトレーニングの内容は濃かった。

 大会はまずシングルスから。石川とともに3回戦からの登場で、7日か8日が初戦となる。

 競技史上初の表彰台となる女子団体銀メダルを獲得したのがロンドン五輪。その歓喜の場と「会場の雰囲気が似ている」といいイメージもいい。狙うは個人&団体のダブルメダル。サンバの国で公私ともに最高の思い出をつくる。

 ▽福原と江宏傑 4月に週刊文春が交際をスクープ。その後、福原はブログ上で「良いお付き合いをさせていただいております」と交際を認めた。江宏傑は五輪初出場で最新世界ランキング76位。福原は7位。

 ▽福原のジカ熱対策 ベッドの周囲を蚊帳で全体的に覆って蚊の侵入をブロックしている。「お姫様みたいに」と天蓋(てんがい)タイプを設置しているという。ジカ熱は主に蚊によって媒介される

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