錦織 バブリンカにストレート勝ち!マスターズ大会初V王手

[ 2016年7月31日 05:40 ]

ロジャース杯・準決勝でバブリンカに快勝した錦織(AP)

 テニスのロジャーズ・カップは30日、カナダのトロントで行われ、男子シングルス準決勝で世界ランキング6位で第3シードの錦織圭(26=日清食品)は世界5位で第2シードのスタン・スタン ワウリンカ(31=スイス)と対戦し7―6、6―1でストレート勝ちし、初の決勝進出。マスターズ大会初優勝に王手を掛けた。

 第1セットはバブリンカのサービスゲームで開始。序盤はバブリンカのバックハンドに苦しめられ、第4ゲームをブレークされる。第7ゲームではダブルのブレークポイントをつかむがしのがれてしまう。それでも第8ゲームではこの日初のサービスエースを決めるなど、ラブゲームで奪うと、後のない第9ゲームをブレークバック、第10ゲームもラブゲームで奪って追いついた。第12ゲームは、ダブルのセットポイントをしのぎ、タイブレークに。タイブレークでは4―6とダブルのセットポイントを握られながら4ポイント連続で奪取し、第1セットを物にした。

 第2セットは錦織のサービスゲームで開始。第2ゲームをブレーク。第4ゲームもブレーク。バブリンカは、ネット際ゆるく上がったチャンスボールをアウトにしてしまうなど、信じられないようなミスショットをし、シャツで顔を隠してしまう場面もあり5ゲーム連取。そのまま第2セットは錦織が押し切り、6―1で圧倒した。

 これで、錦織のバブリンカとの対戦成績は2勝3敗。14年の全米オープン準々決勝でフルセットの末にバブリンカを下しているが、昨年の全豪オープン準々決勝ではストレート負けを喫していた。

 錦織が過去マスターズ大会の決勝に進出したのは2度。だが、2014年のマドリード・オープンではナダルとの決勝の途中で棄権。今年のマイアミ・オープンでは、ジョコビッチにストレート負けした。

 決勝では第10シードのガエル・モンフィス(29=フランス)のを下した第1シードのノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)と対戦する。過去の対戦成績は2勝9敗。しかしこのところは8連敗を喫している。

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