敏京 粘りのプレー!終盤連続バーディーで通算4アンダー19位

[ 2016年7月31日 05:30 ]

第3ラウンド、1番で第2打を放つ野村敏京

米女子ゴルフツアー全英リコー女子オープン第3日

(7月30日 英国ミルトンキーンズ ウォバーンGC(6448ヤード、パー72)
 首位と7打差の15位から出たリオデジャネイロ五輪代表の野村敏京(23=フリー)は3バーディー、3ボギーの72で持ちこたえ、通算4アンダーで19位に踏みとどまった。第2ラウンドはイーグルを奪うなど68と伸ばした。同じく15位から出た宮里美香(26=NTTぷらら)は第3ラウンドで2ボギーの74で通算2アンダーの40位。初出場で予選突破した西山ゆかり(34=アマダホールディングス)は第3ラウンド73で通算1アンダーの46位。鈴木愛(22=Salesforce)は第3ラウンド71で通算イーブンパーの52位だった。2位から出たアリヤ・ジュタヌガーン(20=タイ)が65をマークし、通算16アンダーでトップに立った。

 第2日にじわりと浮上した野村は第3ラウンドも粘りのプレーを続けた。5、6番でボギーを叩いたが、12番でロングパットを沈めてバーディー。13番はボギーを叩いたが、15番からの連続バーディーで72で踏みとどまり、通算4アンダーでホールアウトした。

 前日の第2ラウンドは泰然自若とプレーを続けて68を記録。首位と7打差につけ「普通にやれば今日ぐらいのスコアは出る」と振り返った。

 1、3番でバーディーを奪うと、見せ場は7番パー5。「刻むつもりでフェアウエー左を狙った」という第1打が思いのほか飛び、第2打はピンまで230ヤード。3Wでピン5メートルにつけた。「第2打も良くて、パットも良くて」と好プレーが重なりイーグルを奪った。奪った4バーディーは全て2・5メートル以内につけたもので、精度が光った。

 ボギー2つはいずれも3パット。「攻めていった結果だし、仕方ない」と引きずらないのも、米ツアーで身に付けた。今季メジャー第3戦の全米女子オープンはメジャー自己最高位の11位。米ツアー2勝で、技術にメンタルも備わってきた。

 リオ五輪前、最後の大会。「上位は気にせず、私は私のペースでやりたい」と言い聞かせた。

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2016年7月31日のニュース