江里菜「夏は私のシーズン」 今季自己ベスト66で単独首位浮上

[ 2016年7月17日 05:30 ]

9番、ティーショットを放つ原

女子ゴルフツアー サマンサタバサ・レディース第2日

(7月16日 茨城県阿見町 イーグルポイントゴルフクラブ=6582ヤード、パー72)
 3打差の5位から出た原江里菜(28=NEC)が6バーディー、ノーボギー、今季自己ベストの66で回り、通算8アンダー、136と伸ばし単独トップに立った。2打差の2位にキム・ハヌル(27=韓国)、3打差に西山ゆかり(34=アマダホールディングス)ら3人が並び、初日トップだったアマチュアの吉本ひかる(滋賀短大付高3年)は6打差の19位に後退した。

 全米女子オープンから火曜日に帰国したばかりの原が、バーディーラッシュを演じた。1番6メートル、3番10メートルと長いパットを決めると、後半は13、18番では50センチとアイアンがさえわたる。66で一気にトップに立ち「完璧。前半ショットは良くなかったのですが、パットに救われました」と笑みがこぼれた。今週からパターを「指3本分長く持つようにしたら転がりが良くなりました」という。

 「夏は私のシーズン」と胸を張る。プロ初優勝の08年NEC軽井沢72、2勝目となる昨年の大東建託いい部屋ネット・レディースとも夏休みシーズン。特に昨年はこのサマンサタバサで2位となり、2週後の2勝目につなげた。高校時代から夏場の方が成績はいい。原因は「自然と体が絞れてくるから」。現在は3月の開幕時に比べ体重が3キロ減り、スイングの切れが増した。

 全米では69位と苦しめられたが「自分の足りないところを見せつけられ、結果が悪くてもストレスを感じないようになった」という。2日でボギーはわずか1つだけ。ウエア契約のホステスプロとして「明日もいいプレーをすればいい結果が」と3勝目へ一直線だ。

 ◇原の過去の優勝VTR

 ▽08年NEC軽井沢72 初日67で古閑美保らと並びトップに立ち、2日目はコースレコードに並ぶ63。最終日も65と伸ばし、21アンダーのトーナメントレコードで初優勝を果たした。

 ▽15年大東建託レディース 初日、2日目とトップを守り、最終日は71。1打差でイ・ボミらを抑え完全V。初優勝から6年350日ぶりの優勝を飾った。

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2016年7月17日のニュース