桐生10秒34で4位 リオ想定なら「準決勝落ち。納得いかない」

[ 2016年7月17日 05:30 ]

イエーテボリ・グランプリ男子100メートル決勝、10秒34で4位の桐生祥秀

 陸上のイエーテボリ・グランプリは15日、スウェーデンのイエーテボリで行われ、男子100メートル決勝でリオデジャネイロ五輪代表の桐生祥秀(東洋大)は向かい風1・6メートルの条件下、10秒34で4位だった。アダム・ジェミリ(英国)が10秒21で優勝した。男子400メートルでリオ五輪代表のウォルシュ・ジュリアン(東洋大)は46秒28で4位だった。

 全身から悔しさがにじみ出た。桐生は決勝でスタートがかみ合わず、向かい風1・6メートルで10秒34の4位。「予選みたいなスタートが決まらなかった」と顔をしかめた。体を静止しなかった選手がいたとしてスタートがやり直しになった。その影響は「なかった」と言うものの、2度目の号砲では先行できず、もがくような走りになって伸びを欠いた。

 予選は鋭い出足から滑らかに加速し、9秒台の自己記録を持つ選手に先着。10秒20の2組1着で通過した。しかし、好走をそろえることはできなかった。リオ五輪では予選、準決勝、決勝と3レースを走り切るイメージを描いている。「(リオを想定すれば)準決勝落ち。納得はいかない。序盤でもっと上げられた。そこが課題」と本番を見据え、自らに厳しかった。

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2016年7月17日のニュース