また宇良ワザ!6年ぶりの「腰投げ」出た 勝ち越して首位タイ

[ 2016年5月18日 05:30 ]

宇良(右)は出羽疾風に居反りを仕掛けるも、後ろ向きにされてしまうが、左腕をつかみ大逆転の腰投げ

大相撲夏場所 10日目

(5月17日 両国国技館)
 新十両・宇良が、大技「腰投げ」で出羽疾風を下し、勝ち越しを決めた。

 十両では10年初場所で海鵬が決めて以来、6年ぶりに出た珍しい決まり手。最初に代名詞でもある奇手「居反り」を繰り出したが、かわされて背中に回られ絶体絶命。それでも「気持ちだけ。諦めなかった結果」と土俵際でとっさに相手の左手を脇に挟み、柔道の払い巻き込みのように腰を回転させた。

 「やったことがない」という腰投げ。出羽疾風は裏返しになり、大歓声の中でぼうぜんとした表情だった。7連勝で2敗もキープし首位タイに浮上。優勝も見えてきた宇良は「どんどん星を伸ばしたい」と終盤を見据えた。

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