女子バレー日本 タイとの熱闘制し3勝目 サオリン途中出場で奮闘

[ 2016年5月18日 22:17 ]

<バレーボール世界最終予選 日本・タイ>第3セット、得点を決め喜ぶ(左から)荒木、木村、宮下

バレーボール女子世界最終予選兼アジア予選 日本3―2タイ

(5月18日 東京体育館)
 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選第4日は18日、東京体育館で行われ、世界ランキング5位の日本は同13位のタイと対戦、3―2で勝って通算成績3勝1敗とした。日本はイタリア、韓国、オランダに続き4位。

 前日の韓国戦で右手小指を痛めた主将の木村沙織はベンチスタート。第1セット、日本は立ち上がりにミスが出て1―5とされるが荒木のブロック、石井、古賀のスパイクで差を詰め、14―14に追いつくと荒木が決めてリードした。しかしその後、タイのコンビネーションがさえ、日本にミスも出て20―25で落とした。

 第2セットから木村を投入。終盤まで競り合いが続き、22―23から迫田のバックアタックで追いつき、石井のスパイクで逆転、最後はタイのスパイクがアウトとなり25―23で取り返した。

 第3セットは立て続けに4失点する厳しいスタートとなったが、迫田のブロック、石井の連続スパイクなどで一時は1点差に追い上げる展開。この後、12―17とされたが、山口のスパイク、迫田のバックアタック、石井のスパイクで21―21としたものの連続ブロックで突き放され23―25で失った。

 第4セットは立ち上がりは競り合ったが、石井のブロックなどで日本が主導権を握り8―4とリード、その後タイに19―19からブロックアウトを取られ逆転された。この後木村のスパイクでなどで逆転し25―23で最終セットに持ち込んだ。

 最終セットは日本が先制もすぐに逆転され追いかける展開、スパイクアウトなどのミスも出て3―9とされ、この後木村のスパイク、宮下のサービスエースなどで差を詰めると、タイ側へのレッドカードによる得点、石井のブロックで追いつき迫田のスパイクで逆転、15―13で熱戦を制した。

 日本の次戦は20日、世界ランキング7位のドミニカ共和国と対戦する。

 このほかの試合はイタリアがペルーを下し4戦全勝、韓国がカザフスタン、オランダがドミニカ共和国を下しそれぞれ3勝目を挙げた。

 ▼五輪の出場条件 参加8カ国(日本、韓国、タイ、カザフスタン、オランダ、イタリア、ペルー、ドミニカ共和国)による総当たりで争われ、日本が五輪出場権を獲得するにはアジアから出場の4チーム(日本、韓国、タイ、カザフスタン)中最上位になるか、それ以外の7チーム中の3位以内に入ることが必要になる。

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