キャバリアーズ初戦で31点差圧勝 ポストシーズン9戦全勝

[ 2016年5月18日 13:10 ]

雄叫びを上げるキャバリアーズのジェームズ(AP)

 NBAは17日にオハイオ州クリーブランドで東地区決勝の第1戦を行い、地元の1位キャバリアーズが115―84(前半66―44)で2位ラプターズに圧勝。31点差での勝利はプレーオフでのチーム最大点差記録となった。

 準決勝(対ホークス)から中8日と休養十分とあって主力は好調。レブロン・ジェームズ(31)は出だしから9本連続でシュートを決め、28分の出場時間で24得点6リバウンド4アシストをマークした。キャバリアーズでのプレーオフはこれが通算100試合目(ヒートでは87試合)で、チームとしては史上初の大台到達。ガードのカイリー・アービング(24)も30分で27得点、フォワードのケビン・ラブ(27)も28分で14得点を稼ぐなど、“ビッグ3”のフィールドゴール(FG)成功率は68・4%にまで達した。

 キャバリアーズは今ポストシーズンに突入して以来、1回戦(対ピストンズ)を含めて9戦全勝。これは2012年のスパーズ(10戦全勝)以来の記録で、東地区でのプレーオフに限ると昨季から通算で16連勝となった。

 プレーオフ過去8試合では3点シュートを平均で36・3本放って16・8本(ともに1位)決めてきたが、この日は試投20本で成功7本。しかしチーム・リバウンド本数(45―23)、制限区域(ペイント内)の得点(56―36)、速攻からの得点(16―7)など他のジャンルでラプターズを大きく引き離して予想外の大差をつけた。

 敗れたラプターズは1回戦(対ペイサーズ)と準決勝(対ヒート)をともに最終第7戦まで戦い、中1日で決勝に突入。ティップオフ後の1分49秒で7―0とリードしたまではよかったが、すぐにリズムが悪くなって点差はみるみる開いていった。

 デマー・デローザン(26)は35分の出場で18得点をマークしたものの、ヒートとの第6戦と第7戦で計71得点を稼いでいたカイル・ラウリーは32分でわずか8得点。FG成功は14本中4本で、キャバリアーズの執ようなディフェンスに圧力をかけられたこともあって3点シュートは7本全部失敗した。

 なお第2戦は19日(日本時間20日)に同じクリーブランドで行われる。

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