真相究明へ捜査に全面協力 20年五輪招致でIOC会長

[ 2016年5月18日 21:32 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、2020年東京五輪招致の不正疑惑の真相究明へ、フランス検察当局の捜査に全面協力する方針を明らかにした。「もちろん招致で疑惑が出るのは喜ばしくない。日本側から情報も得ている。IOCは不正防止のシステムを持っているが、完全に防止できるわけではない。断固とした対応を取る」と述べた。

 この問題はIOC倫理委員会の責任者が担当しているが、IOCとして独自に調査を始める可能性は否定。「フランスで法的な手続きが進んでいる。並行してIOCが調査を進めることで、捜査の妨げになる可能性がある」と指摘し、フランス当局に協力する姿勢を強調した。(共同)

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2016年5月18日のニュース