マスターズ初V逃した錦織、打倒ジョコ誓う「次は負かしたい」

[ 2016年4月4日 05:35 ]

ジョコビッチ(左)と握手し、健闘を称え合う錦織(AP)

 テニスのマイアミ・オープン最終日は3日(日本時間4日)、米フロリダ州マイアミで男子シングルス決勝が行われ、第6シードで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)は世界1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)に3―6、3―6のストレート負け。マスターズ大会初優勝はならなかったが「次は負かしたい」と打倒ジョコを誓った。

 表彰式でのスピーチ。錦織は「彼(ジョコビッチ)との戦う時はいつも厳しい戦いで、自分にとっては挑戦になる」と相手の強さを認め、称えた上で「次は負かしたいと思いますます」と言い切った。

 第1セットの第1ゲームでいきなりブレーク。だが、すぐにブレークバックを許してしまう。このセット2度ブレークしながらファーストサーブの確率が悪く、3度ブレークされて3―6。続く第2セットもファーストサーブは修正できず、いきなりブレークを許すと、第7ゲーム途中には左膝を痛めた。3―5で迎えた第9ゲーム、2度のマッチポイントをしのいだものの、3度目は踏ん張り切れず、マスターズ大会初優勝の夢は王者の厚い“壁”に阻まれた。

 錦織がマスターズ1000での決勝進出は14年5月のマドリード・オープン以来2回目。4大大会に次いで格の高いマスターズ制覇は現実に手の届くところまできている。大会運営を支えたスタッフやボランティア、そして自身のチーム関係者に感謝の言葉を述べた錦織は「来年またここに戻ってきます。次は勝てたらいいなと思います」と締めくくった。

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