真央3位、SP5位から巻き返し 宮原“自己ベスト”で連覇達成

[ 2015年12月27日 19:44 ]

「蝶々夫人」のせつなさを演じきった浅田真央

 フィギュアスケート全日本選手権は27日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、前日の女子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた浅田真央(25=中京大)は、女子フリーで131・72点、合計193・75点で3位に入った。SP首位の宮原知子(17=関大高)が139・59点、合計212・83点をマークして大会連覇を果たし、世界選手権(来年3~4月・米ボストン)の代表に決まった。

 浅田は今季ワーストの62・03点にとどまり5位と出遅れたSPからの巻き返しを図ったこの日のフリー。冒頭のトリプルアクセルで転倒。続く3回転フリップでもオーバーターンと序盤のジャンプは不安定だったものの、後半は2回転半―3回転のコンビネーション、最後の3回転ループを成功させるなど立て直し。2季ぶりに帰ってきた国内最高峰の舞台で表彰台を死守した。

 SP首位の宮原はフリーでも抜群の安定感を披露。国内大会のため、国際連盟(ISU)非公認ながら“自己ベスト”を更新するトータル212・83点の高得点で連覇に花を添えた。2位にはSP3位の樋口新葉(わかば、14=開智日本橋学園中)が合計195・35点で入った。

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