真央、復帰シーズンで世界切符！「もっといい演技できるように」

表彰式後、笑顔の浅田真央

フィギュアスケート全日本選手権・女子フリー

（12月27日 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ）
　ＳＰ５位から巻き返しての３位。２季ぶりに戻ってきた全日本の舞台で表彰台に上がった浅田真央（２５＝中京大）は、世界選手権（来年３～４月・米ボストン）代表入りも決まり、笑顔で歓声に応えた。

　演技後には「今シーズンの中では、自分の中で一番いいフリーができた。得点はあまり意識していなかった。第一は自分の滑りをすることだった。冒頭ミスはありましたが、あきらめることなく滑り切れたので満足しています」と話した。

　復帰を決めた今季。やはり「不安もあった」という。それでも世界選手権の切符を手に入れた。「ショートが終わった時点では、世界選手権どうなるのかな、フリー大丈夫かな、という思いがあったが、終わってみて、世界選手権に選ばれたということで、私自身、練習を積み重ねていって、そして世界選手権ではきょうよりもっと、さらにいい演技をできるように頑張りたい」。そう言ってしっかりと前を見据えた。

　▼佐藤信夫コーチの話　（浅田に）技術的な問題はない。守りに入っていたものが吹っ切れ、やっとそれなりのスケートができた。ここからまた一段進んでくれると思う。