宇野「攻めた」納得の2位!初の世界選手権代表入り確実

[ 2015年12月27日 05:30 ]

気迫あふれる表情で演技する宇野

フィギュアスケート全日本選手権第2日・男子フリー

(12月26日 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 ホープが攻めた。宇野はフリー169・21点、合計267・15点で2位に入った。冒頭の4回転トーループが2回転になり、最後の3連続ジャンプを4回転トーループのコンビネーションにしようとしたが失敗。世界切符が懸かった演技で、これまで弱気になり挑戦できずにいた大技を瞬時に取り入れ「最後まで攻められた。逃げずに終われて満足している」と晴れやか。昨年に続く2位に「去年はたまたまという気持ちが強かったけど、今年は練習の成果がつながったという気持ちがある」と成長を口にした。

 フリーはシニアになり、4分から30秒延びて4分半になった。昨年の同大会では肩で息をしていたが、今年はジャンプの構成を考える余裕があった。最後のジャンプについて「自分の選択が正しいという人は少ないかもしれない」と理解した上で挑戦したのは世界を見据えているからこそ。GPファイナルで3位の宇野は初の世界選手権代表入りが確実。シニア参戦1年目で同選手権出場は織田信成以来となる。16年の目標に「4回転の種類を増やすのが目標」とさらり。挑戦を恐れない18歳が進化を続ける。

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2015年12月27日のニュース