ロンドン銀の古川 4大会連続五輪出場!昨年の欧州王者撃破

[ 2015年7月31日 05:30 ]

4大会連続の五輪出場を決めた古川高晴

 アーチェリーの世界選手権は30日、コペンハーゲンで個人の決勝トーナメントが行われ、男子でロンドン五輪銀メダルの古川高晴(近大職)が4回戦を突破して8強入りし、出場枠を獲得した。全日本連盟は枠を得た選手を五輪に派遣すると決めているため、古川の4大会連続五輪代表が決まった。日本は今大会、女子の団体と個人3、男子は個人1の出場枠を獲得。男子は11月のアジア選手権、来年6月のW杯で残る枠の獲得を目指す。女子でロンドン五輪団体3位の川中香緒里(ミキハウス)は4回戦でメキシコ選手に敗れ、ベスト8入りを逃した。

 ロンドン五輪個人銀メダルの古川は3回戦で昨年の欧州王者を破ると、勢いのまま4回戦も突破し、4大会連続の五輪出場を決めた。「五輪枠は団体で獲ることしか考えていなかった。個人で枠を獲れたのはうれしいが、満足してはいけない」。28日に行われた団体は中国に惜敗。出場枠を獲得できなかったが「今回はちょっと調整がずれた。今、だんだん(調子が)上がってきている」と話していた通り個人戦では好結果を残した。

 ◆古川 高晴(ふるかわ・たかはる=アーチェリー男子)五輪は04年アテネ大会から3大会連続出場し12年ロンドン大会では個人で銀メダルを獲得。世界ランキング16位。近大出、近大職。1メートル74、85キロ。30歳。青森県出身。

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2015年7月31日のニュース