山口　６８で首位浮上！４度目挑戦、猛練習の成果出た

首位に立った山口春歌は自分の名前を指さして笑顔

女子ゴルフ最終プロテスト第３日

（7月30日 埼玉県本庄市こだまゴルフクラブ＝６３８５ヤード、パー７）
　４度目のプロテスト受験となる山口春歌（２４＝フリー）が５バーディー、１ボギーの６８をマークし、通算８アンダーの２０８で木村彩子（１９＝フリー）と首位に並んだ。通算９オーバーまでの８１人が決勝ラウンドに進出し、女子プロの木戸愛の妹・侑来（２１＝フリー）は通算１１オーバー、男子プロの川岸良兼の娘・史果（２０＝フリー）は通算１９オーバーで涙をのんだ。プロテストは今年から４日間で争われ、上位２０位タイまでの選手が合格する。

　ゴルフが盛んな沖縄出身の山口は「落ち着いてメリハリのあるゴルフができた」と６８で首位に浮上した。４番パー５は残り３０ヤードの第３打を１メートルにつけてバーディーを奪うなど、猛練習を積んだアプローチがさえた。

　４度目の受験。「いつもケガばかりしていた」と結果を残せなかったが「ことしは何も問題ない」。兵庫・六甲国際ＣＣでアルバイトキャディーをしながら、同郷の縁でツアー５勝の島袋美幸から指導を受けるなど準備を整えてきた。島袋からは「なんくるないさー（大丈夫）」と送り出された。トップ通過にも期待がかかる。「最終日もこれまでの３日間と変わらず、コースと向き合いながらやりたい」と力を込めていた。