大山６８発進！イーグルも出た「上出来。１００点です」

第１ラウンド、１番でティーショットを放つ大山志保

ＵＳＬＰＧＡツアー全英リコー女子オープン第１日

（7月30日 英国ターンベリー　ターンベリー・エイルサコース＝６４１０ヤード、パー７２）
　全米女子オープンで５位に入った大山志保（３８＝大和ハウス工業）が１イーグル、４バーディー、２ボギーで６８の好スコアをマークした。宮里美香（２５＝ＮＴＴぷらら）も６８で好発進。成田美寿々（２２＝オンワードホールディングス）は６９で回った。宮里藍（３０＝サントリー）と横峯さくら（２９＝エプソン）は７２だった。日本勢は９人が出場している。

　４アンダーで初日を終えた大山は「上出来。１００点です。全体的に落ち着いてやれた。一打一打狙いを定めて集中した。ショットは全米オープンの時よりも良かった」と満足感をにじませた。

　午前６時半のスタート時は気温９度。エンジンがかからず、８番までに２つスコアを落とした。しかし９番でバーディーを奪って折り返すと１３番から４ホールで３つのバーディーを重ねた。

　圧巻は１７番パー５。ドライバーで残り約１６０ヤードに運ぶと、８Ｉの第２打はピン手前７メートルに。上りのラインを読み切り、距離感もぴったりの完璧なパットでイーグルとし「日本でも今季１つしかないのにメジャーで出るなんて」と喜んだ。

　今月中旬の全米女子オープンでは優勝争いの末５位に入った。最終日は４位から出て一時は２打差の２位に浮上。しかし後半の１１番でボギー、続く１２番パー３では１打目を池に入れてダブルボギーとして後退した。「（日本ツアーで）優勝した時より反響が大きかった。１２番の池ポチャのことばかり言われた」。メジャーで犯したミスを教訓として乗り込んだ。

　全米女子オープン後は宮崎の自宅に戻ったが、大雨でほとんど練習ができなかった。２５日に英国入り。２７日に雨の中で練習ラウンド。２９日も１８ホールを回り「コースは難しい。自分のスイングで戦えるか楽しみ」と攻略に自信を見せていた。常に風が吹くリンクスで「全部方向重視で７割ぐらいの力で打った」という正確なショットで好スコアを叩き出した。「今のスイングなら風にも負けないボールが打てる。２日目は新たな気持ちでやりたい」と目を輝かせた。