佳純、愛討ちV!若手猛追の中、2大会連続五輪へまい進

[ 2015年6月1日 05:30 ]

 卓球のワールドツアー、フィリピン・オープンが31日、フィリピンのスービックで行われ、日本人対決となった女子シングルス決勝で世界ランク6位の石川佳純(22=全農)が同8位の福原愛(26=ANA)を4―2で下し、優勝した。16年リオデジャネイロ五輪日本代表には9月発表の世界ランク上位2選手が個人戦、3番手の選手が団体戦要員として選出されることが濃厚。伊藤美誠(14=スターツ)ら若手選手の猛追もあり、発表間際まで激しい戦いが予想されるが、エースが実力を示した。

 約1時間に及ぶ熱戦を制した。第6ゲーム、福原のバックハンドがネットに掛かって勝利が決まると、両手を突き上げるようにしてガッツポーズ。要所でロングサーブや回転のかかった強打が光った。「勝つと五輪が近づいてくる」と話していたが、きっちり結果を出した。「4年前と違うのは、ロンドン五輪前の厳しい競争を経験していること」と胸を張る。世界選手権では2大会連続(団体戦、個人戦)で銀メダルを獲得。着実に経験を積む石川が、2大会連続五輪、そしてメダル獲得へとまい進する。

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2015年6月1日のニュース