宮里藍「73」で42位に終わる パット苦しみ後退

[ 2015年6月1日 16:49 ]

 米女子ゴルフのショップライト・クラシックは5月31日、ニュージャージー州ギャロウェーのストックトン・シービューGC(パー71)で最終ラウンドが行われ、73だった宮里藍は通算1オーバーの214で、優勝したアンナ・ノードクイスト(スウェーデン)と9打差の42位に終わった。

 6打差の21位から首位を追ったが、パットで苦しんだ。4番(パー4)では1・2メートルから60センチオーバーさせ、3パットでダブルボギー。その後も振るわず「いいストロークをしているだけに、入れたい気持ちが強くなる。難しかった」と気負いを認めた。

 普段は平常心を強調するが、珍しく「優勝するしかない」と公言して試合に臨んでいる。7月の全米女子オープン選手権の出場資格がなく、連続出場が10年で途切れる瀬戸際にある。メジャーの中でも最高峰で、優勝を夢見てきた大舞台。残るチャンスは7月初旬の世界ランキング50位以内か、米ツアーでの優勝しかなく「ここ数試合の目標は明確になった」と意気込みを隠さず語る。

 昨年から力を入れる筋力トレーニングの成果で「飛距離も伸びたしショットの調子はいい。自信になっている」という。不振だった昨季に比べれば成績はかなり上向きだ。4日からマニュライフ・ファイナンシャル・クラシック(カナダ)に出た後、日本ツアー出場を挟んで月末のアーカンソー選手権に臨む。米ツアー通算9勝の底力を見せられるか。(共同)

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2015年6月1日のニュース