錦織 3戦連続ストレート勝ちで8強!日本男子82年ぶりの快挙

[ 2015年6月1日 00:52 ]

初の準々決勝進出を決め、ガツポーズする錦織(AP)

 テニスの4大大会、全仏オープン第8日は5月31日(日本時間6月1日)、パリのローランギャロスで行われた。世界ランキング5位の第5シード、錦織圭(25=日清食品)は男子シングルス4回戦で世界74位のテイムラズ・ガバシビリ(30=ロシア)に6―3、6―4、6―2で勝利。3試合すべてストレート勝ちで、日本男子では1933年の佐藤次郎以来82年ぶりのベスト8進出を決めた。

 4回戦の相手、ガバシビリとのツアー本戦での対戦成績は3勝1敗。唯一の黒星は昨年のデルレービーチ・オープンでの途中棄権。直近の対戦となった4月のバルセロナ・オープン2回戦でも快勝している。

 この日は午前中から雨が降り、スザンヌ・ランラン ・コートで行われた1試合目の女子シングルス4回戦が2時間半以上中断。錦織の試合は大幅に遅れて始まった。

 錦織のサーブでスタートした第1セット。第1ゲームをキープした錦織は続く第2ゲームで初ブレークに成功。その後はサービスキープで進み、第9ゲームで錦織がエースで第1セットを先取した。

 第2セットは1―1の第3ゲームでデュースから相手の連続ダブルフォールトでブレークに成功。3―1の第5ゲームもブレークしてリードを広げた。5ゲームを連取した後にガバシビリに初ブレークを許すなど5―4と迫られたが、第10ゲームをサービスエースで取り第2セットも奪った。

 この日はバックハンドの精度が高く、フォアと合わせて多様な攻撃を仕掛けてガバシビリを終始圧倒。第3セットも試合を優位に進めて6―2でストレート勝ちを収めた。

 全仏初制覇へ前進した錦織は2日に行われる見通しの準々決勝で、第14シードのツォンガ(30=フランス)と対戦する。

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