錦織、82年ぶり快挙も“通過点”「まだこれからだと思います」

[ 2015年6月1日 01:11 ]

全仏オープン4回戦でプレーする錦織
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 テニスの4大大会、全仏オープン男子シングルス4回戦で、世界74位のテイムラズ・ガバシビリ(30=ロシア)をストレートで下した世界ランキング5位の第5シード、錦織圭(25=日清食品)は試合後、充実した表情を浮かべた。

 「しっかり勝てたことはうれしいです。まずベスト8に入ることは目標でしたし、ここからよりタフな戦いになるので、また頑張ります」。

 日本男子では1933年の佐藤次郎以来82年ぶりのベスト8進出となった。それでも「新しく歴史をつくれることは自分のモチベーションにもなるので、まだこれからだと思います」と、さらに上を見据えた。

 この日は雨で試合開始時間が大幅に遅れた。「雨で待機もありましたし、強い風と雨も降っていたので、球もすごく重く、いつもと少し違った環境だったので、少し自分のプレーも変えながらやれたと思います」。

 引き締まった表情で語った錦織。準々決勝では、4回戦で第4シードのベルディハ(29=チェコ)を下した第14シードのツォンガ(30=フランス)と対戦する。「しっかり休んで、調整して、また次の4懸けに向けて準備したいと思います」。次なる戦いに向け、力強く語った。

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2015年6月1日のニュース