大山3差4位浮上 プロ野球生観戦「前向きプレー」学んだ

[ 2015年5月17日 05:30 ]

1番でティーショットを放つ大山

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース第2日

(5月16日 福岡県福岡市 福岡カンツリー倶楽部和白コース=6375ヤード、パー72)
 ツアー通算15勝の大山志保(37=大和ハウス工業)が首位と3打差で日本人トップの4位に浮上した。大山は強い風の吹く難コンディションの中で3バーディー、1ボギーの70をマークし、通算2アンダーにスコアを伸ばした。26歳の誕生日だった初日トップのジョン・ジェウン(26=韓国)は72で回り、通算5アンダーで首位を守った。
【第2R成績】

 生涯獲得賞金は7億円を超え、歴代7位の“大御所”が4位に浮上した。

 「先週まで(車の)ワイパーみたいに右に左に曲がっていたドライバー(ショット)が良くなってきた。アプローチ、パットとしっかりかみ合ってくれた」。この日アンダーパーで回ったのは108人中、わずか5人。難コンディションの中、4番で5メートルを沈め、9番は7メートル、11番も4メートルを決めて3バーディー。15番で初めてボギーを叩いたが、ミスを引きずらず70でホールアウトした。

 前日夜はヤフオクドームでのソフトバンク―西武戦を観戦。「生で見るのは初めて。野球は全然知らないけれどスタンドの歓声に合わせて私も声を出して凄く楽しかった」。旧知のソフトバンク・王会長には会えなかったが、西武の中村のスイングスピードやメヒアの本塁打に目を見張った。そして、気が付いた。

 「選手は失敗しても前を向いてプレーしていた。私は悪いと下を向いてしまう。プロたるものはそれではいけない」。この日は再三のガッツポーズでファンの声援に応えた。3打差からの逆転を狙う最終日。「第1打をフェアウエーに置くことがポイント」とツアー16勝目へ青写真を描いた。

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2015年5月17日のニュース