「大相撲超会議場所」OB戦で振分親方完敗「うまくいかない」

[ 2015年4月25日 19:29 ]

元高見盛の振分親方(右)は元若荒雄の不知火親方に押し出しで敗れる 

 日本相撲協会は25日、千葉・幕張メッセで「大相撲超会議場所」を開催した。インターネット動画サイトと連動した大型イベント「ニコニコ超会議2015」の一企画として昨年に引き続いて2年連続での実施。春巡業の締めくくりとして、この日から2日連続で行われる。

 幕内の取組前には2つのOB戦が実現。始めは元小結・高見盛の振分親方と元小結・若荒雄の不知火親方が対戦。振分親方にとっては、13年初場所千秋楽に現役最後の一番として挑んで勝利を収めた相手が現不知火親方の若荒雄だった。現役時に使用していた真っ青の締め込み姿で土俵に登場すると、制限時間いっぱいの直前には両拳を突き下ろす気合注入のパフォーマンスも見せて大歓声を浴びた。しかし、140キロ台だった現役時代から約15キロも体重が落ちていることもあって、結果は簡単に押し出されて完敗。「現役は2年以上も前ですから仕方がないと言えば仕方がない。体を動かしてきたけど、うまくいかない」と肩を落とした。

 一方の不知火親方は「良かったです。部屋で(現役力士に)胸も出していたし、運動はしてきましたから」と胸を張った。その次に行われたのは、元大関・雅山の二子山親方と元大関・琴欧洲の鳴戸親方による対戦。二子山親方は「筋力トレーニングもやって、四股も踏んで、ぶつかり稽古もやってきた」と、この日のために準備を積み重ねてきたものの、結果は鳴戸親方に寄り切られて完敗。「声援は琴欧洲より多かった」と言いつつも「強すぎました」とぽつり。一方の鳴戸親方は「ずっと楽しみにしていた。また出たいね」と勝利を収めて笑顔を見せていた。

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2015年4月25日のニュース