世界ジュニア女王・山口初戦突破 大学生に17分圧勝

[ 2014年12月4日 05:30 ]

 バドミントン全日本総合選手権第2日は3日、東京・代々木第2体育館で各種目の1回戦が行われ、女子シングルスで17歳の山口茜(福井・勝山高)が福永彩(専大)を2―0で下し2回戦に進んだ。

 昨年優勝の三谷美菜津(NTT東日本)も初戦突破。11年大会優勝の奥原希望(日本ユニシス)は敗れた。シングルス初の7連覇を目指した男子の田児賢一(NTT東日本)は左足首の捻挫で棄権。20歳の桃田賢斗(NTT東日本)はストレート勝ちで2回戦に進んだ。

 ≪17歳頂点へ好スタート≫世界ジュニア選手権2連覇、ユース五輪銀メダルと今年も実績を積んだ17歳の山口が、初の日本一へ順調に船出した。大学生を17分で退け「シャトルをコントロールできた。後半はミスもあまりなかった」と小さくうなずいた。女子シングルスの本戦出場者で年下は高校1年の1人だけ。それでも、1年前に80位台だった世界ランキングは16位にまで上がり、日本の第一人者として自覚が芽生えている。3年前に最年少優勝した奥原に並ぶ高校2年での頂点へ、静かに闘志を燃やしている。

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2014年12月4日のニュース