近藤 赤ゼッケンは譲らない 浅見と“新旧女王対決”「自分が一番手」

[ 2014年12月4日 05:30 ]

“新旧女王対決”に向け調整する近藤

 赤ゼッケンの誇りに懸けて“新旧女王対決”を制す。柔道のグランドスラム東京大会は5日、東京体育館で開幕する。今大会から16年リオ五輪に向けた選考レースが本格化。初日の女子48キロ級に出場する近藤亜美(19=三井住友海上)は、リオ五輪選考レースのライバル浅見八瑠奈(26=コマツ)との直接対決を熱望した。

 「ここで自分が勝って(代表争いの)一番手だと見せたい」。3日に東京都文京区の講道館で公開された女子代表の合宿で力強く宣言した。昨年の今大会を制したのを皮切りに、8月の世界選手権は初出場初優勝を果たした“シンデレラ”。同大会覇者は道着の背中につける青いゼッケンが赤に、五輪王者となれば金に変わる。オール一本勝ちした10月の世界ジュニアから赤いゼッケンとなった近藤は「背中を畳につけちゃいけないと意識が変わった」と女王の誇りも芽生えつつある。10、11年世界女王の浅見も一時の休養を経て先月の講道館杯で復活V。「近藤選手が一番手」と言いつつも「対戦した場合は凄く大事な試合になる。想定した練習はしている」と初対決への意気込みを示した。

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2014年12月4日のニュース