冨田を略式起訴 罰金10万円…即日納付、近く出国禁止解除

[ 2014年9月30日 05:30 ]

略式起訴処分となった冨田尚弥

 アジア大会の水泳会場で競泳男子の冨田尚弥(25=チームアリーナ)が韓国メディアのカメラを盗んだ事件で、仁川地検は29日、同選手を窃盗罪で罰金100万ウォン(約10万円)の略式起訴処分とした。即日納付した冨田は近く出国禁止処分が解除され帰国する見通しとなった。

 地検は「日本選手団から追放されるなどの社会的制裁を受け、被害者側が処罰を望んでいない事情も考慮したが、韓国人と同等の基準を適用すべきと判断した」と説明。被害品が800万ウォン(約80万円)と高価なため起訴猶予は見送ったもようだ。関係者によると、冨田は被害者を訪ねて謝罪し、両者の間で示談が成立している。

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2014年9月30日のニュース