白鵬 来年春場所で“大鵬超え”宣言、3年ぶり徳島合宿開始

[ 2014年8月23日 05:30 ]

阿波踊りを踊る白鵬

 大相撲で史上3位の優勝30回の記録を持つ横綱・白鵬(29)が来年3月に大阪で開催される春場所で“大鵬超え”を狙うことを宣言した。

 所属する宮城野部屋が22日、3年ぶりとなる徳島合宿を開始し、板野高校(徳島県板野郡)の土俵で地元の相撲少年と朝稽古を行って交流。その後、稽古場近隣の病院を訪問した際に「春場所は(徳島と)距離が近いし、そこで新記録を達成できれば」と大鵬が持つ史上1位の優勝32回を超える“V33”への道筋を口にした。

 来年3月で夢を実現するためには今後4場所中3場所でのVが条件。新たな強敵となる新大関・豪栄道についても「先場所は腰が入って負けてしまった。投げを打とうとした時に自分で自分の足を踏んじゃった。大関になる人は運を持っていると感じた。強かったですね」と警戒していた。

 ≪父は脳梗塞だった≫白鵬が稽古後に出向いた井上病院(徳島県板野郡)では約250人の患者や病院職員らと交流した。横綱自ら阿波おどりを披露し「膝を曲げながら踊らないといけないですから疲れます。相撲の稽古も同じ」と感想を述べるなど会場を盛り上げた。質問コーナーで「お父さんの体調は大丈夫ですか?」と聞かれた際に「実は軽い脳梗塞だったのですが、日本に来て治療したので今は元気です」と父・ムンフバトさんの体調について正直に明かす一幕もあった。

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2014年8月23日のニュース